【一覧でわかる】初心者におすすめのEC構築サービス9種を特徴と一緒にまとめました

近年、コロナ禍の影響もありECサイトの需要はますます伸びています。

そのためECサイトをこれから始めようと考えている人も多いでしょう。

ECサイトは企業・個人問わず誰でも始められ、全世界の顧客へ向けてサービスを販売できるのが最大の魅力です。

一方、ECサービズを始めるにあたってまず悩むのが、どのEC構築サービスを使ってサイトを作るかでしょう。

本記事では、これからECサイトを始めようという方に向けて、おすすめのEC構築サービスを紹介します。

是非参考にしてくださいね。

この記事でわかること

  1. EC構築サービスの種類
  2. おすすめEC構築サービスの特徴

EC構築サービスの重要性

そもそもEC構築サービスとは何なのでしょうか。

ECサイトを運営する際に運営者が抱える大きな問題が、

  • どうやってECサイトを作ればいいのか
  • 集客で良い方法はあるのか
  • 自社・個人で運営するのが不安

以上のようなものになります。

EC構築サービスとは、そういったECサイト立ち上げ・運営時に関する不安を解決するために、ECサイトをパッケージとして販売・提供しているものを指します。

そのためイチからコードを組んでECサイトを作る必要もなく、誰でも手軽に始められるというメリットを持ちます。

一方でEC構築サービスには様々な種類のものがあり、運営したいと考えているECサイトにあったものを選ばなければ、運営がうまくいかない可能性があります。

EC構築サービスを選ぶ際は、どのサービスが合っているのかを検討するようにしましょう。

EC構築サービス一覧表

EC構築サービスにはどのようなものがるのでしょうか。

これからECサイトを始めようと考えている初心者の方の場合、以下の3つのタイプがおすすめです。

  • モール型
  • ASPカート型
  • ECパッケージ型

それぞれどういうものか詳しく見てみましょう

モール型

モール型は、ひとつの大きな売り場にお店として出店する形のEC構築サービスです。

現実でいうところのショッピングモールがそのままインターネットにあるイメージを持ってください。

代表格はAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングといった名だたるECサイトとなります。

そのため集客力は凄まじく、ECサイトを運営するなら外すことができない存在です。

上記のように、それぞれ月額費用や手数料が大きく変わってきます。

特に楽天は「楽天スーパーセール」など定期的にセールを開催しているため、セールに協力するしないでも大きく変わってくるでしょう。

自分でECサイトを構築しなくていいため、非常に簡単に出店できるのが魅力ですが、場所を借りているために仕様やデザインの柔軟性が低いデメリットがあります。

また、広告費や手数料など一定のコストがかかってしまう点にも注意してくださいね。

ASPカート型

ASPカート型とは、別名ショッピングカートASPとも呼ばれ、独自ドメンを取得してECサイトを構築・運営する形のEC構築サービスです。

ショップのイメージを全面的に出したい場合は、こちらのタイプを選びましょう。

企業・個人問わず誰でも簡単にECサイトを出店できるのが最大の魅力です。

そんなASPカート型のおすすめは以下になります。

BASEやSTORESはCMでもお馴染みですよね。

運営ルールも自分で決められる上、顧客情報も独占できるためファンを作りやすい環境となっています。

これから自分のお店を出してどんどん商売しよう!という方にはピッタリのサービスです。

一方で集客に関しては自力で行う必要があるため、注意してくださいね。

ECパッケージ型

ECパッケージ型は、資金面が十分ある企業向けのEC構築サービスです。

将来的に売上を中~大規模のECサイトにしたいと考えた際に導入すると良いでしょう。

土台となるパッケーソフトの中から、あらかじめ用意されている機能を使ってECサイトを構築していきます。

独自機能を新たに加えることも可能なため、独自のECサイトを立ち上げたいとか考える場合はおすすめの方法です。

代表的なECパッケージ型のサービスは以下になります。

モール型はカスタマイズ前提のため、費用が導入する会社・個人によって違ってきます。

そのため基本的に要相談が前提となっています。

また、サーバーなどのインフラ面の設備を自前でしなければならなかったり、カスタマイズに際して外部に依頼する場合はその分の費用が別途かかります。

特にHTMLやCSSといった基本的な言語をわかる人間がいない場合、外部にカスタマイズを委託するケースもあるでしょう。

長期運営となるとそれだけ費用もかかるため、運用時のシミュレーションを綿密に行った上で導入してくださいね。

各構築サービスの特徴

各構築サービスにはどのような特徴があるのでしょうか。

先述した3つのタイプにわけて、代表的なサービスを解説していきます。

運営したいECサイトがどのサービスに合っているのかの参考にしてくださいね。

モール型:「Amazon」

言わずと知れた世界最大級のECサイト。月間ユニークユーザー数が4,800万人という圧倒的な集客力を誇ります

モール型のECサービスとしては一番知名度があるといっても過言ではありません。

出店する際も、申し込み後すぐに販売を開始できるため、その日のうちに商品を登録して販売できてしまいます。

Amazonプライムデーやサイバーマンデーなどの大規模セール日に合わせて値下げを行うことで収益アップも見込めます。

一方でカスタマイズ性は全くなく、最終的には価格勝負になってしまう点に注意が必要です。

モール型:「楽天」

日本を代表する国内ECサイト。EC内流通総額が2兆円規模の市場を構築しています。

月間ページビュー数も34億PVと集客力では他の追随を許しません。

楽天では出店する店舗の支援も充実しており、キャンペーンを利用して大きな売上を出すのも夢ではありません。

テレビCMでイベント頻繁に宣伝し、楽天スーパーセールやお買い物マラソンといった定期的に大々的なセールも実施しています。

楽天経済圏を構築しているのもあって、楽天ユーザーにとっては非常に利用しやすいECモールとなっています。

Amazonと違い価格競争をすることなく、ブランド力を高めることで集客できるのも強みです。

一方で楽天店舗から外部へのリンクが禁止されているため、自社サイトなどへの流入をさせたい場合は注意しましょう。

モール型:「Yahoo!ショッピング」

Yahoo!ショッピングは、完全無料で出店できる日本随一の店舗数を誇るモール型ECです。

パソコンだけでなくスマートフォンからも簡単に店舗制作ができるため、初心者でも出店しやすいのが特徴となっています。

出店も初心者向けの「ライト出店」と本格的に運営したい人向けの「プロフェッショナル出店」とわけられているため、とりあえず出店してみるかという軽い気持ちでできてしまいます。

メルマガ配信まで無料なため、一度購入してくれた顧客へメルマガを使って販売促進するハードルも低いのも嬉しいポイントです。

ポータルサイトYahoo!と完全に連携しているため、日本国内の4人に1人が利用している場所から来客を期待できると考えれば、集客力にも優れています。

外部リンクもフリーかつ、顧客リストの二次利用も可能なので、ECサイトを出店するにあたってデメリットを感じる部分がほとんどありません。

唯一気をつけたいポイントが、上記のようなサービスのため店舗数が非常に多く、サポートの手が後手に回っている点です。

ASPカート型:「BASE」

ネットでお店を開くならBASE!

BASEは個人・企業問わずに利用できるASPカート型のEC構築サービスです。

CMも頻繁に流れているため、見たことがある方も多いでしょう。

誰でも簡単に無料でネットショップをオープンできるため、参入するハードルがとても低いのが特徴です。

決済時の手数料はかかりますが、初期費用・月額費用が無料なため固定費の削減ができます。

ASPカート型はお店の知名度を広めるための労力が必要でしたが、BASEはCM効果もあって知名度が高く、アクティブユーザー数も多いため集客面では安心です。

ASPカート型:「STORES」

STORESは無料プランと有料プランが用意されている使いやすいASPカート型のEC構築サービスです。

CMも頻繁に放送されているため、こちらも名前を聞いたことがある方も多いでしょう。

個人・企業問わずに利用できるため、新規参入しやすいサービスとなっています。

無料プランと有料プランがあり、無料プランでもお店を経営する上では全く問題ない機能が揃っているのが特徴です。

ただ独自ドメインを取得しようと思うと有料プランに加入しなければいけないため、注意しましょう。

ASPカート型:「カラーミーショップ」

カラーミーショップは、国内最大級の規模を誇るEC構築サービスです。

導入している店舗数が非常に多く、Googleショッピングといった集客方法にも対応しています。

店舗を運営する上で必須となる管理画面がわかりやすく、デザインテンプレートも豊富なため、初心者には特にオススメです。

低コストで理想のECサイトを作りたい場合にはピッタリでしょう。

一方で上級者となると自由度が低く感じられる可能性があります。

ECパッケージ型:「EC-CUBE」

EC-CUBEは国内随一のECパッケージ型サービスです。

商品や販売方法にこだわりたい場合、まず選択肢に上がってくるのがEC-CUBEになるでしょう。

カスタマイズできる範囲が非常に広く、定期購入やメルマガ配信までこなしてくれます。

更にセキュリティや広告・集客を担うサービスとの連携もできるため、ECサイト運営において強い味方になってくれるのは間違いありません。

ECパッケージ型:「ecbeing」

ecbeingは、13年連続シェアNo.1のECパッケージ型構築サービスです。

BtoCはもちろん、クラウドECやBtoBといったさまざまな業態に対応できるのが特徴となっています。

そのため採用している企業も多く、ロッテや吉野家、ダイドー、JRといったように名だたる企業が導入事例として名を連ねています。

実績面において信頼のおけるEC構築サービスです。

ECパッケージ型:「SI Web Shopping」

SI Web Shoppingは、EC年商数十億を目指す人に使って欲しいEC構築サービスです。

その歴史は古く、1996年にリリースされている老舗でもあります。

近年注目されているオムニチャネルの推進に強みを持っているため、ECサイトと実店舗間で商品・顧客データを一元化することが可能です。

そのため、実店舗を既に持っている企業にとっては心強い味方となってくれるでしょう。

まとめ

EC構築サービスは、近年ますます需要が高まりつつあるECサイトを構築する手助けをしてくれるサービスを指します。

利用者によって求めるタイプが違うため、大きく分けて3つに分類できます。

モール型・ASPカート型・ECパッケージ型とそれぞれメリットデメリットがあるため、自分にとって使いやすいサービスを選ぶと良いでしょう。

公式HPには利用している企業の名前を載せているところも多いため、ECサイトを立ち上げるにあたってどの企業を参考にするのかの参考としても使えます。

自分にあったEC構築サービスを利用し、ECサイトを運営していきましょう!