Welcartってどんな人におすすめ？できることや他カートシステムとの比較をご紹介！

「自社で新たにECサイトを立ち上げることになったけれど、どのように構築したらいいか分からない」

「手軽になるべくコストをかけずにおしゃれなECサイトを作りたい」

このような悩みを抱える担当者の方に、本記事は必見の内容です。

全世界で使われているブログプラットフォームのWordPressを使い、「Welcart」プラグインを導入すれば、誰でも簡単・低コストでECサイトを構築できます。

本記事では、手軽にショッピングカート機能を持つECサイトの構築が可能なプラグイン「Welcart」について詳しく解説していきます。

この記事でわかること

1. Welcartとは何かがわかり、どんな人におすすめかわかる
2. Welcartで使える機能と、他のカートシステムとの機能比較がわかる

Welcartとは？

Welcart（ウェルカート）は、コルネ株式会社が提供するWordPress専用のネットショップ構築プラグインです。

日本発のWordPress用のショッピングカートとして2009年にリリースし、世界的に見ても高いシェアを誇っています。もちろん日本語対応です。

ショップのデザインに制限がなく自由度も高いため、非常に人気があり多くのサイトに採用されています。

国内ECプラグインでシェアがトップの実績があり、ユーザーの声を取り入れつつ日々アップデートを重ねています。

2021年現在25,000以上のサイトが稼働中です。

Welcartの特徴をまとめました。

• オープンソース型のショッピングカート
• WordPress公式プラグイン
• 安心・簡単かつ無料で導入可能
• 一部有料の拡張機能もあり、ECサイトにあったカスタマイズが可能
• デザインも魅力的なテンプレートが多数ある
• 決済面に強く、商品の販売だけでなくコンテンツ販売や有料サービス課金にも利用可能

多くのメリットがあるWelcartをECサイト構築の際にはぜひ導入の検討をしてみてください。

どんな人におすすめ？

Welcartは以下の人におすすめです。

• WordPressを使用してECサイトを運営したい人
• 無料でECサイトにカート機能を導入したい人
• カスタマイズを自由にしたい人
• 決済方法を楽に設定したい人
• 集客に効果があるサイトにしたい人
• スマホにも対応したECサイトを制作したい人

WordPressは世界で一番使われているブログプラットフォームで、多くの個人から大企業までサイト構築で幅広く浸透しています。

誰でも簡単に使える操作性のよさと、無数の有益なプラグインが利用可能な点がよく使われる理由です。

テンプレートのデザインも豊富なので、必要なものを公式ストアから購入して追加したり変更したり、カスタマイズも自由に行えます。

ECサイトでは必要不可欠である会員機能やクレジット決済機能は標準で搭載しており、決済代行サービス会社と契約すれば簡単に設定できます。

また、SEOに強いWordPressの特性を活用して集客面でも大いに効果を発揮します。

専用テーマはレスポンシブデザインに対応しており、スマホからのお客様にも効果的です。

Welcartでできること

Welcartでできる機能を紹介し、詳しく説明します。

標準のままで使用できる機能と、※が付いている機能は拡張プラグインを入れることで使用可能となります。

クレジット決済対応

国内のクレジット決済サービスを簡単な設定で利用できます。およそ15社の国内クレジット決済サービスがモジュールの組み込みなしで利用可能です。

ECサイトでは、クレジット決済で購入する人が大半を占めるため必須の機能といえます。

商品管理

商品登録画面から、商品名・商品説明・通常価格・売価・オプションなどを登録できます。商品一覧リストもあるので、データのCSV登録も可能です。

在庫（SKU）管理

1つの商品で複数のSKUが設定可能です。SKU(stock keeping unit)は、例えば白シャツにS、M、Lサイズの場合は「3SKU」となり、色を3色にしたら、3×3=9SKUとなります。

このSKUごとに価格や、在庫情報の登録や管理が可能です。

会員管理

会員管理画面から、会員情報や購入履歴情報の管理ができます。会員リストの表示やデータのダウンロードも可能です。

受注管理

受注管理画面から購入者情報・発送先・支払い状況を管理できます。ステータス変更や、入金確認、発送などの管理メールの送信も可能です。

受注CSV

受注データを、受注リストと受注明細リストの2つのCSV形式でダウンロードできます。どんな人が購入したか、何がどのくらいいくらで購入されたかをデータで把握できます。

クーポンの発行（※）

拡張プラグインが必要な機能です。

WCEX Coupon（クーポン発行ツール）：4,000円（税別）

特定の会員向け、利用回数の制限、値引き・割引などの細かい設定のクーポン発行ができます。難しい技術や手順は必要とせずに手軽に設定可能です。

サービス販売（※）

拡張プラグインが必要な機能です。

WCEX DL Seller（ダウンロード＆サービス販売）：2万8,000円（税別）

配送の必要がないサービスの販売ができるようになります。

ダウンロード販売（※）

拡張プラグインが必要な機能です。

WCEX DL Seller（ダウンロード＆サービス販売）：2万8,000円（税別）

写真や動画などデジタルコンテンツのダウンロード販売ができるようになります。

実際のモノではなくコンテンツ販売も可能です。

定期購入（※）

拡張プラグインが必要な機能です。

WCEX Auto Delivery（定期購入サポート）：1万6,000円（税別）

商品の定期購入が可能となり、自動で配送・受注データが記録されます。

自動継続課金（※）

拡張プラグインが必要な機能です。

Auto Delivery もしくは、 DL Seller を導入することで商品登録が可能となります。

継続課金機能は、定期購読や保守契約などサービス販売が可能です。

複数配送先設定（※）

拡張プラグインが必要な機能です。

WCEX Multi Shipping（複数配送先設定）：1万2,000円（税別）

一度の購入で、複数の配送先の指定が可能になります。

自分用だけでなく、ギフトとして複数人に送る場合とても便利な機能です。

他カートシステムとの機能比較表

ECサイト制作によく使われているプラグイン4つと機能を比較した表です。

表：機能比較表

Welcartの他に、

• EC-cube
• WooCommerce
• CS-Cart

と比較しています。

EC-Cubeは、WordPressプラグインではありませんが、連携プラグインでWordPressと連携できます。高機能で、追加のアドオンもあり、大規模サイトにおすすめできます。

WooCommerceは、世界中で有名でよく使われるプラグインで、無料でダウンロードできます。在庫管理や顧客管理の標準機能の他にも、有料の拡張機能を追加すれば高機能なサイトが作成できます。

CS-Cartは、多言語対応で豊富な機能や拡張性を持つカートシステムです。表から見ても分かるように非常に多くの機能に対応しています。

簡単に機能の有無を比較しましたが、設定の容易さや機能ごとの使いやすさなど単純に比較できない点もありますので、それぞれのカートシステムのサイトから詳しい機能を確認してください。

不明だった箇所は「-」で示しています。また「×」でも有料プラグインやアドオンに対応しているものもあります。

費用について

Welcartのインストールは無料でできます。使用にあたっての費用は、初期費用・月額費用ともに無料です。

ただし決済手数料はかかります。決済方法でそれぞれ異なります。

Welcartで利用できるクレジット決済の種類や手数料に関しては、以下の参照欄の公式ページをご覧ください。

参照：「Welcartで利用できる決済サービス」、「Welcartで利用できるクレジット決済の種類と特徴」

また、基本機能以外の拡張オプション機能を利用する場合には、有料プラグインを購入して導入する必要があります。

まとめ

本記事ではWordPress用のECサイト構築プラグインWelcartの解説をしました。

ECサイトの構築には複雑な機能の実装が必要であるため、一から自前で作り上げることは困難でしょう。

WordPress + Welcart を活用して、さまざまなデザインで豊富な選べる機能のECサイトが構築できます。

ぜひECサイト構築の際には導入を検討してみてください。